アメックスプラチナとSPGを比較!マリオット系ホテルのリッツ・カールトンに泊まる裏技テクニックとは!?


もくじ
アメックスプラチナとSPGを比較する
アメックスプラチナとSPGアメックスの概要
ビジネスや観光などで、ホテルに宿泊をしたときに充実したホテルライフを提供してくれる道具の1つにクレジットカードがあります。
特に、ホテルに宿泊すると特典を受けることができるカードとして有名なものが「アメリカンエキスプレス・プラチナカード」と「SPG(スターウッド・プリファード・ゲスト)アメリカンエキスプレス」です。
そして、両者の良い点が重なるのがマリオット系ホテルに宿泊するときの特典です。なぜならアメックス・プラチナ、SPGアメックス共にマリオットグループの上級会員資格である「Marriott Bonvoyゴールドエリート会員」が付帯されているからです。
Marriott Bonvoyゴールドエリート会員になると以下のような特典が付与されてきます。
- お部屋のアップグレード
- 支払い1US$あたり25%のボーナスポイントの獲得
- 14:00までのレイトチェックアウト
- ウェルカムギフト(ボーナスポイント)
ゴールドエリートになろうと思うとMarriott Bonvoyホテルに「年間25泊」する必要があります。
では、どちらのカードの方がお得なのでしょうか、比較してみます。
年会費から比べる
はじめに、カードを維持していく上で重要になる年会費から2つのカードを比べてみます。
アメックス・プラチナ | SPGアメックス | |
本会員 | 130,000円+税 | 31,000円+税 |
家族会員 | 無料 | 15,500円+税 |
アメックス・プラチナの年会費が大幅に値上げされたこともあって、アメックス・プラチナの年会費は13万円以上と非常に高額になっています。
SPGアメックスとの差は10万円近くありますので、年会費だけ見るとSPGアメックスに軍配が上がるように見えます。
しかし、ここで年会費だけでは比較してはいけないポイントがあります。
アメックス・プラチナには2つの巨大特典
年会費の高額なアメリカンエキスプレス・プラチナですが、ホテル関係に関して言えば2つの大きな特典が付いてきます。
1.FHR(ファインホテルアンドリゾート)
アメックスのプラチナカード以上を保有している人が利用できるサービスで、特定のホテルにおいて上級会員レベルのサービスを受けることができます。
①アーリーチェックイン(おおむね12時から)
②レイトチェックアウト(おおむね16時まで)
③部屋のアップグレード
④朝食の無料サービス(宿泊人数分)
⑤Wi-Fiなどのインターネット接続サービス
さらに、ベスト・アベイラブル・レートが設定されているので、最も安い値段でとまることができます。
2.ホテル・メンバーシップ
2つ目の特典が、ホテル・メンバーシップです。
これは、世界的な4つのホテルグループにおいてカードを保有しているだけで上級会員資格を得ることができるというものです。対象となるホテルグループは以下の4つです。
ホテルグループ | 会員プログラム | エリートステータス |
マリオット | マリオット・ボンヴォイ | ゴールドエリート |
ヒルトン | ヒルトンHオーナーズ | ゴールド |
シャングリラ | シャグリ・ラ・ゴールデンサークル | ジェイド会員 |
リッツ・カールトン | クラブ・カールソン | ゴールド・エリート |
この2つが付いてきます。特に大きいのが「ホテル・メンバーシップ」です。
これは4つのホテルグループの上級会員になることができるもので、この中にSPGアメックスの特典でもあるマリオット・ボンヴォイのゴールドエリートステータスも含まれています。つまり、簡単に言うとアメックス・プラチナを保有していれば、SPGアメックスの特権にさらに3つの特権が加算されるようなものになります。
どのホテルのエリートステータスを獲得するにも1年間で20泊近く宿泊する必要があり、それをカード発行だけで手に入れることができるのはアメックス・プラチナの素晴らしいところです。
マリオット系ホテルのリッツ・カールトンに泊まる
次に、アメックス・プラチナとSPGアメックスの両方を利用してマリオット系ホテル「リッツ・カールトン」に宿泊したとします。
アメックス・プラチナで宿泊するのであれば、「ファイン・ホテル・アンド・リゾート(FHR)」を利用することになります。この際に受けることができる特典は以下の5つです。
①12時からのアーリーチェックイン
②午後4時までのレイトチェックアウト
③部屋のアップグレード
④朝食2名分の無料
⑤館内のレストランやルームサービスで利用できる100US$分のバウチャー
金額換算しにくいものもありますので、一概にいくら分ぐらい得になるのか言うことはできませんが、ホテルの朝食となると3,000円程度はかかることを考えると約2万円は1泊で得になる計算になります。
SPGを利用して宿泊すると
次にSPGアメックスを利用して宿泊した場合で考えます。
SPGアメックスを利用してリッツ・カールトンに宿泊をするとマリオット・ボンヴォイのゴールドエリート資格が適用されます。
この際に受けることができる特典は以下のようになります。
①12時からのアーリーチェックイン
②午後2時までのレイトチェックアウト
③部屋のアップグレード(スイートが上限)
④レストランの割引特典
⑤ホテル宿泊によるボーナスポイント(25%)とウェルカムポイント(500ポイント)
この中に大きいのがポイントの特典になります。マリオット・ボンヴォイは貯めたポイントを使って宿泊することができたり、航空マイルに交換したりすることができます。このあたりがSPGアメックスの優位性と言えるでしょう。
どっちがお得なのか
では、アメックス・プラチナとSPGアメックスどっちがお得なのでしょうか。リッツ・カールトンに宿泊したケースで特典を比較します。
アメックス・プラチナ | SPGアメックス |
・12時からのアーリーチェックイン
・午後4時までのレイトチェックアウト ・部屋のアップグレード ・朝食2名分の無料 ・館内のレストランやルームサービスで利用できる100US$分のバウチャー |
・12時からのアーリーチェックイン
・午後4時までのレイトチェックアウト ・部屋のアップグレード ・レストランの割引特典 ・ホテル宿泊によるボーナスポイント(25%)とウェルカムポイント(500ポイント) |
両社の特典を並べてみました。アーリーチェックイン、レイトチェックアウトは変わらないのですが、大きく異なるのが朝食の無料と100US$のバウチャーではないでしょうか。
SPGアメックスの場合、割引はあるものの15%程度であり、3,000円の朝食だとすれば500円程度の割引にしかなりません。
一方で、アメックス・プラチナの場合には、総額2万円程度の特典が付いてくることになります。これを年会費ベースで考えると10万円の年会費の差に関して年間5回程度ホテル宿泊をするのであれば十分に元を取ることができる計算になります。
さらにアメックス・プラチナであれば、他のホテルの上級会員資格をもらうこともできるのでプラチナの優位性の方が大きくなります。
裏技テクニックを紹介
裏技と言えるほどのことでもないのかもしれませんが、SPGアメックスのポイントに関する特典は、アメックス・プラチナでも受けることができます。
なぜならアメックス・プラチナになっていればマリオット・ボンヴォイのゴールドエリートになっているからです。2つの特典は併用することができるので、アメックス・プラチナでリッツ・カールトンを利用するのであれば、特典を重複して受けることができます。
アメックス・プラチナとSPGアメックスの2枚持ちもあり
アメックス・プラチナとSPGアメックスには、それぞれ良さがあります。アメックス・プラチナであればFHR特典やホテルメンバーシップ、一方でSPGアメックスの場合、貯めたポイントが1.25%の高還元率で航空マイルにすることができる(アメックスプラチナであれば1%)、貯めたポイントで無料宿泊することも可能です。
このため、リッツカールトン好きには2枚持ちもおすすめします。
維持費は掛かりますが、利用回数が多ければ十分に元を取ることが可能になります。
まとめ
アメックス・プラチナとSPGアメックスを利用してリッツ・カールトンに宿泊した際の特典について紹介しました。年会費ベースでみると大きさのある2つのカードですが、宿泊した際の特典にも大きな差があります。
年に1・2回の宿泊では、特典の恩恵をなかなか感じることはできませんが、数回宿泊するのであれば十分に元を取ることができます。
さらに、ほかの4つのホテルの上級会員資格も付与されるので、年会費の差以上にお得を感じることができるカードだと言えます。
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